前の者のことは覚えられることがない、 また、きたるべき後の者のことも、 後に起る者はこれを覚えることがない。
前の者のことは覚えられることがない、また、きたるべき後の者のことも、後に起る者はこれを覚えることがない。
昔のことに心を留めるものはない。 これから先にあることも その後の世にはだれも心に留めはしまい。
敵は絶えはてて、とこしえに滅び、 あなたが滅ぼされたもろもろの町は その記憶さえ消えうせました。
「見よ、これは新しいものだ」と 言われるものがあるか、 それはわれわれの前にあった世々に、 すでにあったものである。
そもそも、知者も愚者も同様に長く覚えられるものではない。きたるべき日には皆忘れられてしまうのである。知者が愚者と同じように死ぬのは、どうしたことであろう。
またわたしは悪人の葬られるのを見た。彼らはいつも聖所に出入りし、それを行ったその町でほめられた。これもまた空である。
生きている者は死ぬべき事を知っている。しかし死者は何事をも知らない、また、もはや報いを受けることもない。その記憶に残る事がらさえも、ついに忘れられる。
見よ、さきに預言した事は起った。 わたしは新しい事を告げよう。 その事がまだ起らない前に、 わたしはまず、あなたがたに知らせよう」。